白鷹町は、山形県南部に位置し、北は朝日町、山辺町、東は南陽市、南は長井市に接する。町域の東部は白鷹山の丘陵地、西部は朝日山地の東縁をなす山地に囲まれ、中央部は最上川が北流して町域を縦断し、長井盆地の北部を占める段丘の多い平坦地が広がる。
 山形鉄道フラワー長井線、国道287号、348号が通じる。
 米沢藩時代からクワ、アオソ(青苧)の栽培が盛んで、昭和初期まで置賜地方の養蚕業の中心地であった。役場のある荒砥は近世最上川舟運の河岸として栄え、明治に入ると桑市が開かれた地である。
 現在は稲作と果樹、トマト栽培、酪農などの複合経営が定着している。また、白鷹紬や照明器具などの深山紙を特産する。
 観音寺観音堂(深山観音堂)は室町時代の建立とされ、国指定重要文化財である。また、樹齢500年以上のエドヒガンザクラの古木が多いことから「古典桜の里」として訪れる人も多くなっている。

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