河北町は、山形県中央部、山形盆地の北西部に位置し、北は村山市、東は東根市、天童市、西は寒河江市に接する。東に最上川、南に寒河江川を巡らし、西に出羽丘陵、北に葉山山麓、南に蔵王を眺望できる。
 国道287号、347号が通じ、JR奥羽本線(山形新幹線)さくらんぼ東根駅、左沢(あてらざわ)線寒河江駅がある。
 藩政時代は幕府領と新庄藩、上山藩などの藩領が入り組んだ土地であった。最上紅花の栽培が盛んで、中心地谷地には豪商、地主が多く、明治末期ごろまでは最上川の河港として米、紅花、草履表などの集散地として栄えた。近年は草履表を引き継いだスリッパ製造や食品加工などの工業が伸びている。
 町域の大半は2河川の形成した沖積地からなり、水稲栽培が盛んであるが、果樹栽培も行われている。 
 特産の紅花の資料館がある。また、国の重要無形民俗文化財の谷地舞楽(林家舞楽(はやしけぶがく))が9月中旬に谷地八幡宮で催される。

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