大衡村は、県のほぼ中央に位置し、南は大和町、東は大郷町、北東は大崎市、北西は色麻町に接している。
 中央に国道4号、457号、東部に東北自動車道、東北新幹線が通り、東北自動車道の大衡インターチェンジがある。
 奥羽山脈より東部に派生した丘陵地で、標高262.1mの達居森を最高に概ね標高80m以下の緩傾斜地帯で樹枝状に広がる平坦部からなる。 北西部一帯は陸上自衛隊王城寺原演習場として利用されている。
 1889年(明治22)に5村が合併して誕生。5村の中央にあった「大衡村」が町名の由来。町北西部の丘陵地王城寺原はかつては旧陸軍の演習場で、第二次世界大戦後に一部に開拓者が入植した。そのほかは現在も陸上自衛隊が使用している。縄文中期の集落跡や8世紀の窯跡、中世末期の城跡などが残る。
 米作を中心として、花卉などの園芸農業が盛ん。また、仙台北部中核工業団地が建設され、さらに仙台北部中核テクノポリスの最重点整備地区となり、先端技術産業が進出している。
 昭和万葉の森、達居森と湖畔自然公園、万葉クリエートパーク、大衡村ふるさと美術館、おおひら万葉パークゴルフ 場、万葉・おおひら館などがある。村内神社ではどんと祭などがおこなわれるほか、万葉まつり、ふるさと祭り、大瓜神楽、万葉おどりなどの行事がある。特産品に地酒、宿根カスミ草、キムチ、万葉あまざけがある。

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