県南東部にあり、東は若桜町、南は岡山県西粟倉村、美作市、奈義町、西は岡山県津山市、北は鳥取市、八頭町に接する。
 JR因美線、智頭急行、国道53号、373号、鳥取自動車道が通じ、2つのインターチェンジがある。
 千代上流域を占める。流域に集落が点在し、中心部は土師川、新見川が合流点に広がっている。周囲は1000m級の中国山脈の山々が連なっており、総面積の90%以上が山林となっている。
 1914年(大正3)町制施行。 1954年(昭和29)山郷村を編入し、現在の町域となる。中心の智頭は智頭街道の宿場町であり、江戸時代から県内最大の宿場町として栄えた。吉野・北山に並ぶ歴史ある林業地として知られた。
 スギの造林が多く、林業と製材業が盛んにおこなわれる。また、河川流域では米作、果樹栽培、ウシの飼育が行なわれている。
 智頭西郊にある豊乗寺は国宝の絵画『普賢菩薩像』を所蔵することで有名。東部の沖ノ山、岡山県境にある西部の那岐山一帯は氷ノ山後山那岐山国定公園に属する。

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