宝達志水町は、石川県中北部の能登半島の基部に位置する。東部は宝達山の丘陵地、中央部は丘陵地から流出する子浦川、長者川、宝達川、相見川、前田川などが流れ、西部は日本海沿いの砂丘地形。北は羽咋市、南はかほく市と津幡町、東は富山県氷見市と高岡市に接し、西は日本海に面する。
 JR七尾線が走る他、国道159号(押水バイパス七尾街道)、249号、471号が通じる。また、のと里山海道の米出、今浜のインターチェンジがある。
 県内で最初の旧石器が宝達志水町御舘で発掘された他、縄文弥生時代の遺跡が各地で発掘されている。江戸時代には内浦街道の子浦、内浦街道と外浦街道の追分宿である今浜が栄えた。
 稲作とイチジク、ブドウなどを産する。宝達山のクズ粉は特産として知られる。石川県畜産総合センターや製薬、繊維、電子工業などの工場がある。
 旧石器時代から縄文時代、弥生時代の遺跡が町内各地に散在。子浦川中流域の散田金谷古墳は特異な家形石棺の古墳で国指定史跡。加賀藩政の末端を担う十村役の喜多家住宅は国指定重要文化財。自然資源として臼ヶ峰、原御前、なぎさドライブウェイ(今浜~出浜海岸)、宝達山、宝達山ブナ林、樽見滝がある他、余暇・レクリエーション資源として出浜海水浴場、志乎・桜の里温泉「古墳の湯」、志乎・桜の里古墳公園、宝達志水多目的運動広場、やわらぎの郷、今浜海水浴場、宝達山頂公園、モーゼパーク、能登カントリークラブ、千里浜カントリークラブ等がある。
 また、今浜から羽咋市にかけての「千里浜なぎさドライブウェイ」は日本で唯一自動車で走ることのできる砂浜として知られる。海岸一帯は能登半島国定公園域になっている。

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千里浜海岸の写真

写真提供:羽咋市

千里浜海岸 (石川県 羽咋市 / 石川県 宝達志水町 )

千里浜海岸は、能登半島の基部西岸、宝達志水(ほうだつしみず)町今浜から羽咋(はくい)市千里浜までの海岸線約8㎞である。中でも、「千里浜なぎさドライブウェイ」は日本で唯一、世界でも珍しい「車で走行できる砂浜」であり、石川県の誇る貴重な財産である。  車が走行できるのは、砂の粒子が小さく、粒か揃い、適度な水分を含むと全体...