浦添市は、沖縄本島南部、那覇空港のある那覇市の北、普天間基地を有する宜野湾市の南に位置する。市域の東側は丘陵地で西側に向かって緩やかに傾斜し、東シナ海の海岸へ続く。1200(正治2)年から1400(応永7)年頃には、首里以前の琉球の王都として貿易や文化の中心として栄えていたと伝えられている。
 昔ながらの商店が建ち並ぶ屋富祖をはじめ、外国人住宅を改装した店の多い港川、王統時代の琉球の街並みを感じさせる仲間など、特色のある地域の多い街となっている。国立劇場おきなわでは、沖縄の伝統芸能に触れることができる。

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組踊の写真

組踊 (沖縄県 浦添市 )

沖縄の伝統芸能は、民俗芸能と宮廷芸能に大別される。古来より伝わる祭祀芸能や、その土地の民衆が生み出した民俗芸能に対して、琉球王国の時代に王府の役人によってつくられたのが宮廷芸能、別名御冠船(うかんしん)芸能である。御冠船とは、中国皇帝が琉球国王を認めるために派遣する冊封使(さっぽうし)が乗っている船のこと。琉球王の...