稲沢市
印刷する稲沢市は県北西部にある。北は一宮市、東は清須市、南はあま市、愛西市、西は木曾川をはさんで岐阜県羽島市に接する。
東海道本線、名鉄名古屋本線、尾西線が通じ、東海道新幹線が市の中央部を走る。この他、国道155号線が通る。
濃尾平野のほぼ中央に位置している。木曽川の東岸に広がり、市内中央部には下流で名古屋港へと注ぐ日光川が流れる。
1958年(昭和33)市制施行。2005年(平成17)に2町を編入。古くは尾張の国府が置かれ、現市街地の東方約1kmの松下に国衙跡と総社国府宮跡(大国霊神社)がある。現市街は江戸時代に美濃街道の宿駅(稲葉宿)として発達し、当時は本陣と脇本陣が置かれていた。
従来からの繊維工業のほか機械、プラスチック製品などの工業が成長。苗木や野菜の大産地で、県の植木センターが開設されている。また、全国有数の操車場としてしられたJR貨物操車場跡地の開発が検討されている。
観光資源一覧
尾張大國霊神社(国府宮) (愛知県 稲沢市 )
名鉄名古屋本線国府宮(こうのみや)駅の北東300mのところにある。国指定重要文化財の楼門*が、広い参道の奥にどっしりと構える。境内には本殿、渡殿、祭文殿が東西回廊で結ばれる。拝殿*も国指定重要文化財の指定を受けている。別宮や末社など多数鎮座し、総社としての風格を備えている。背後の社叢林も美しい。神社は崇神天皇の時代(紀...
国府宮はだか祭(尾張大國霊神社) (愛知県 稲沢市 )
旧暦の正月13日(新暦では2月頃)に、奈良朝時代勅命により始めたという悪疫退散の祈祷が儺追(なおい)神事となって伝わる。奈良時代に尾張国司が尾張大國霊神社で厄払いをした儺追神事と裸での寒参り風習が一緒になり、江戸末期に現在の形になった。 旧正月2日に籤で、人々の厄を一身に引き受ける神男*(しんおとこ)といわれる儺追人...
祖父江のイチョウ (愛知県 稲沢市 )
名鉄尾西線山崎駅から5分。稲沢市の西部に位置する祖父江のまちは、10月下旬からイチョウが黄色に色づき始める。11月下旬には、全町が黄金色になり、「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開催される。10,000本を超えるイチョウの樹が点在しており、なかには樹齢100年を超える古木やイチョウの原木がみられる。 祖父江では冬季の冷たい伊吹おろ...