大口町
印刷する大口町は県北西部にあり、東は犬山市、南は小牧市、西は江南市、北は扶桑町に接している。
町中央部を国道41号が南北に走る。名古屋鉄道犬山線の柏森駅が近接、名神高速道路、東名高速道路、高速11号小牧線の分岐点である小牧インターチェンジが近接している。
濃尾平野北部、犬山扇状地上に位置し、北から南にゆるく傾斜している。江戸初期、尾張藩の新田政策によって構築された入鹿、木津、新木津の三大用水や五条川が貫流し、田園地帯が広がるほか、良好な環境を有する住宅地となっている。
1962年(昭和37)町制施行。第二次世界大戦前までは県下一のクワ畑率を誇る養蚕の村だったが、戦後は名古屋市からの工場誘致の成功で工業の町となった。
金属工業、工作機械の全国的先進地。
白山古墳群・仁所野遺跡、「松江開府の祖」として知られる堀尾吉晴生誕の地・吉晴邸趾がある。また、織田広近によって築城された小口城跡が城址公園として整備され、高さ17mの物見櫓、出土品を展示する展示棟などがある。このほか、長松寺境内にある汗かき地蔵、余野神社の狛犬(いずれも県指定文化財)などの文化財がある。五条川は桜の名所として知られる。