南知多町
印刷する南知多町は知多半島南部にあり、北は美浜町に接している。三方が海で、東に三河湾、南西は伊勢湾に面している。
名古屋鉄道知多新線、南知多道路、国道247号が通じ、伊良湖岬へフェリーが運航する。
知多半島の岬端部と沖合に浮かぶ篠島、日間賀島などの島々を含む。北西部の伊勢湾側には半島最高峰の高峰山128mがある。町の大半が丘陵地で、農地造成が進められてきたが、平地は海岸部の一部に限られており、市街地は港を中心とした平坦地に形成されている。町内には小規模河川が多いが水量は少なく、農業用のため池が多く点在している。
1961年(昭和36)師崎、豊浜、内海の3町と篠島、日間賀島の2村が合併して南知多町と改称。
園芸、畜産が盛んで、ノリやワカメなどの養殖漁業が行われている。漁獲量は愛知県第1位となっている。
名古屋市に近い海の観光地。三河湾国定公園の拠点の一つで、南知多県立自然公園にも指定されている。四季を通じて潮干狩、海水浴、ミカン狩、釣りでにぎわう。師崎港は千賀水軍の基地。岩屋寺の大蔵経、金銅法具類(国指定の重要文化財)、ウバメガシ、トベラなどで覆われた羽豆神社の社叢(国指定天然記念物)などがある。豊浜の鯛祭、師崎の左義長が有名。 内海、山海、豊浜の三つの温泉があり、南知多温泉郷を形成している。