県中部にあり、東は上市町、南は立山町、西から北は富山市に接する。
 富山地方鉄道本線が通じる。国道8号と北陸自動車道立山インターチェンジが近接する。
 富山平野のほぼ中央に位置する純農村。地形は全域が平野や平地となっている。一級河川常願寺川の右岸に位置し、村内には二級河川の細川や京坪川、八幡川が流れるなど、水に恵まれている。面積は3.47k㎡で、全国に約1,700余りある自治体の中でも最も小さい自治体。
 1889年(明治 22)の市町村制施行により現在の舟橋村が成立。全国各地で市町村合併が進む中、本村は合併を選択せず、現在では北陸3県で唯一の村となっている。地名の由来は、細川曾(宗)十郎が佛生寺城の堀に舟を連ねて橋をかけたことに由来する説と、白岩川にかけられた舟橋に由来する説の二説がある。歴史は古く、埋蔵文化財の発掘結果などから、少なくとも縄文時代晩期ころから人が生活していたことがわかっている。近世は加賀藩領で高野郷に属し、1604年(慶長9)には「十村役」が設けられ、明治初期まで続いていた。近年は富山市のベッドタウンとなっており、人口・世帯数ともに大幅に増加。年少人口割合が日本一になるなど、活気溢れる村となっている。
 富山市への通勤者が多い。村域のほとんどは水田で米作地として知られるが、近年は兼業農家が大部分を占め、コシヒカリ、純米大吟醸ふなはし、かぼちゃ、そば、枝豆などを特産する。
 無量寺、竹内天神堂古墳などがある。富山地方鉄道「越中舟橋駅」駅舎と一体となった「舟橋村立図書館」は、公共交通を利用する来館者の増加もあり、住民一人当たりの貸出し冊数が日本一。

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