鹿部町
印刷する鹿部町は、道南西部にあり、東から南は函館市、西は七飯町、北は森町に接し、北東は太平洋の内浦湾口に面する。
国道278号が通じる。JR函館本線(砂原回り)が通じ、鹿部駅がある。
駒ヶ岳の南東麓。中心部に折戸川、常路川、南東に中ノ川、北西にトドメキ川が流れる。太平洋に注ぐ河口部に集落が形成されている。南西部には横津岳がある。大小3つの漁港がある、漁業の町。
町名はアイヌ語の〈シケルペ〉(キハダの木のあるところ)に由来。1628年(寛永5)この地に鹿部温泉が発見され、古くから湯治場として知られる。1774年(安永3)には箱館(函館)からの道路も開かれた。沿岸部には漁民も住みつくようになった。1929年(昭和4)の駒ヶ岳大噴火では壊滅的な打撃をうけたが、住民の努力により奇跡的な復興を果たした。
漁業が盛んで、スケトウダラを漁獲する他、養殖のホタテガイ、コンブなどを産する。この他、水産加工も行う。道立栽培漁業総合センターがある。
散歩道やアスレチックのある鹿部公園、出来澗岬の真ん中に広がる湿地性の沼を中心としたひょうたん型のひょうたん沼公園、鹿部温泉などがある。
観光資源一覧
駒ヶ岳 (北海道 森町 / 北海道 鹿部町 / 北海道 七重町 )
駒ヶ岳は北海道森町、鹿部町、七飯町にまたがる標高1,131mの成層火山*である。噴火により形成された鋭い山頂と美しい裾野の景観で、大沼公園を象徴する道内屈指の名山のひとつに挙げられる。 山頂部にある火口原は剣ヶ峰(けんがみね)、砂原岳(さわらだけ)、隅田盛(すみだもり)に囲まれ、眺める場所によってその山容は姿を変える。 ...
しかべ間歇泉 (北海道 鹿部町 )
函館市の北側、太平洋に面した国道278号線の「道の駅しかべ間歇泉公園」にある。1924(大正13)年の温泉開発の際に発見されたという鹿部町の間歇泉。間歇泉とは、規則的または不規則的に熱水や水蒸気を吹上げる温泉で、火山地域にみられる。ニュージーランド、アイスランドのほか、アメリカのイエローストーン国立公園の間歇泉は世界的に有名...