美瑛町
印刷する美瑛町は、道中部にあり、東は上川町、南東は新得町、南は富良野町、中富良野町、西は芦別市、西から北は旭川市、北は東神楽町、東川町に接している。
JR富良野線、国道 237号線、452号線が通る。
東部はトムラウシ山西麓の山岳地帯で、西部は美瑛川流域の平野が広がる。面積が東京23区の広さに匹敵し、その70%以上を山林が占めている。また、約15%を畑地が占めており、これを中心に「丘のまち」の美しい景観を形成している。
1940年(昭和15)町制。地名はアイヌ語ピイエペツ (あぶらぎった川の意) による。1893年(明治26)植民地区画が設定され、1894年(明治27)入植開始。第2次世界大戦後は軍用地や御料地の解放に伴って農地が拡大した。
主産業は農業と林業および観光。石狩川支流の美瑛川などの河谷と周辺の丘陵地でジャガイモ、ダイコン、ニンジン、豆類などの栽培と畜産が行われる。この他、デンプン、製材、チップ材などの農・林産加工業も発達。
十勝岳の登山基地白金温泉は大雪山国立公園に属し、付近に国立大雪青年の家、国設十勝岳スキー場、白金模範牧場などの公共施設がある。「日本で最も美しい村」指定の地域遺産。2003(平成15)年「美瑛の美しい景観を守り育てる条例」が制定された。
観光資源一覧
大雪山 (北海道 東川町 / 北海道 上川町 / 北海道 美瑛町 )
北海道の大屋根といわれる大雪山は独立峰ではなく、旭岳をはじめとしたお鉢平を囲む外輪山とそれらの南部に続くトムラウシ山までの東西約15km、南北約10kmにわたる火山群の総称であり、表大雪とも呼ばれ、大雪山国立公園の北部に位置する。 大雪山は約100万~3万年前にかけて複数の火山活動により形成され、中でも約3万4千年前の大規模な...
十勝岳連峰 (北海道 美瑛町 / 北海道 上富良野町 / 北海道 富良野市 / 北海道 新得町 )
十勝岳連峰は、富良野盆地の東側に位置する。富良野岳からオプタテシケ山までの約30kmにわたり、火山性の山々が延々と連なる。最高峰の十勝岳を中心に起伏のある稜線が広がり、深く切れ込んだ谷や岸壁が連続している。 富良野側からの主な山は以下の通り。富良野岳(1912m)、上ホロカメットク山(1920m)、十勝岳(2077m)、美瑛岳(2052m)、美...
トムラウシ山 (北海道 新得町 / 北海道 美瑛町 )
十勝川の源流トムラウシ川の水源の山で標高2,141m。表大雪と十勝岳連峰の中間に位置し、独立峰ではないものの、他の山々の主峰から遠くひと際高く目立つ存在である。 トムラウシの語源はアイヌ語で「緑の藻の一種が群生するところ」からという説や、温泉鉱物の湧く沢の「水垢の多いところ」からという説など、諸説ある。 登山道は表大...
美瑛の丘の農村風景 (北海道 美瑛町 )
大雪山十勝岳連峰のすそ野に位置する、南方の富良野盆地と北側の上川盆地を分ける丘陵地帯の風景。十勝岳の噴火に伴い押し寄せた溶岩や、降り積もった火山灰により形成された傾斜地が小さな河川によって浸食されてできた地形で、美瑛川などの河川がつくる幅の広い谷床には水田が開けているのに対し、大きくうねる幾重にも連なった丘は馬鈴薯...
白金 青い池 (北海道 美瑛町 )
JR富良野線美瑛駅から十勝岳に向かって南東に17kmほどのところにある。さらに3.5kmほど十勝岳の山懐に入れば白金温泉がある。 水面が鮮やかな青い色*1をみせている青い池は、1988(昭和63)年に噴火した十勝岳の火山泥流対策のため建設された美瑛川畔の堰堤。水面が青く見える理由は、美瑛川の上流において、十勝岳から流れ出る硫黄沢川や...