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都道府県「宮崎県」 タイプ「植物」

霧島山のミヤマキリシマの写真

写真提供:霧島市

霧島山のミヤマキリシマ ( 宮崎県 えびの市 / 鹿児島県 霧島市 / 宮崎県 他 )

樹高は1mほど。ツツジの一種で九州各地の高山に生息する。紫紅色、桃色、薄紅色の花をつける。命名は日本を代表する植物学者の牧野富太郎博士。1909(明治42)年に霧島へ新婚旅行に訪れた折に発見した。 開花時期は、高千穂河原(たかちほがわら)が5月下旬、韓国岳(からくにだけ)山頂が6月上旬。

えびの高原のミヤマキリシマの写真

写真提供:宮崎県えびの市観光協会

えびの高原のミヤマキリシマ ( 宮崎県 えびの市 )

えびの高原は、霧島連峰を構成する、韓国岳(からくにだけ)、甑岳(こしきだけ)、白鳥山(しらとりやま)などに囲まれた標高約1,200mに位置する高原。高原北部には不動池や六観音御池(ろっかんのんみいけ)、白紫池(びゃくしいけ)などの火口湖がある。「えびの」の名称は、韓国岳山麓の硫黄山(いおうやま)から噴出する亜硫酸ガスによ...

綾の照葉樹林の写真

綾の照葉樹林 ( 宮崎県 綾町 )

綾の照葉樹林*は宮崎県のほぼ中央に位置する。大淀川の支流・綾北川(あやきたがわ)、綾南川(あやみなみがわ)の上流にあり、そのエリアは綾町をはじめ、小林市、国富町(くにとみちょう)、西都市(さいとし)、西米良村(にしめらそん)に広がる。約2,500haの広大な面積をもち、日本最大級の原生的な照葉樹林である。森には長さ250m、高...

青島の亜熱帯性植物群落の写真

青島の亜熱帯性植物群落 ( 宮崎県 宮崎市 )

青島付近は近海に黒潮が流れ、かつ温暖な気候で降雨量も多く、島内には亜熱帯性植物が繁茂する。自生植物は197種。熱帯及び亜熱帯性植物は27種におよぶ。代表的な植物はビロウで、その数4,000本以上。最高樹齢は300年を超えるものもあるとされる。  1952(昭和27)年3月29日に特別天然記念物に指定。

内海のヤッコソウの写真

内海のヤッコソウ ( 宮崎県 宮崎市 )

ヤッコソウ科の1年草。青島の南約7km、野島神社裏のシイの雑木林が発生地。シイの根に寄生する寄生植物の珍種で、外形が奴人形に似ていることが名の由来。1952(昭和27)年、特別天然記念物指定。花茎の高さ5~7cmほどで、葉は鱗片状で長さ約1.5cmのものが5、6片ほど付く。花期は11月ごろ。

フェニックス・ワシントンヤシ並木(別名ワシントニアパーム)の写真

フェニックス・ワシントンヤシ並木(別名ワシントニアパーム) ( 宮崎県 宮崎市 )

宮崎市の街路や公園に植えられているフェニックスは、アフリカのカナリー島が原産。幹が太く、羽状の複葉は3~4mに達する。葉柄の基部に長い刺があり、葉は強靭で全体は濃緑色。病害虫に対する耐性が強く、寿命が長いため、「不死鳥」を意味するその名が付けられた。大正初期、宮崎市の天神山公園に植えられたのが最初。宮崎県の県の木である...

県庁楠並木通りの写真

県庁楠並木通り ( 宮崎県 宮崎市 )

宮崎県庁前にある楠並木通り。その名の通り、楠の巨木が立ち並ぶ通り。樹齢100年を超えるとされる楠の巨木が道を覆うように数十本続いている。毎月第1・3日曜には「いっちゃが宮崎・楠並木朝市」が開催され、多くの人で賑わう。

都井岬ソテツ自生地の写真

都井岬ソテツ自生地 ( 宮崎県 串間市 )

都井岬の南端の一角、御崎神社内およびその周辺の一帯に亜熱帯植物であるソテツ*が約3,000本自生している。中国南東部から南西諸島を経て都井岬まで分布する種で、当地が北限。1952(昭和27)年3月に「都井岬のソテツ自生地」として国の天然記念物に指定された。