心合寺山古墳しおんじやまこふん

近鉄信貴線服部川駅から徒歩約25分、八尾市大竹、玉祖神社の北西側にある前方後円墳である。古墳時代中期(5世紀前半)につくられた全長160m、後円部の高さ13m、直径92m と、中河内最大。この地域一帯を治めていた王の墓といわれている。2005(平成17)年、史跡公園として整備され、古墳にのぼることができる。墳丘の平坦部には円筒埴輪(レプリカ)などが、つくられた当時の姿で復元されている。
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みどころ

古墳に着くと、緑に覆われた後円部と、石で覆われ当時の姿に再現された前方部という、コントラストが美しい前方後方墳が見えてくる。古墳の各所には説明版があるので、それらを読み巨大な古墳を感じながら、ゆっくりと歩くことができる。前方部には、実際に古墳時代に使われていた葺石で整備されている所があったり、レプリカの円筒埴輪で埴輪列が再現されている。隣接して「八尾市立しおんじやま古墳学習館」があり、出土した埴輪や埋葬施設の再現模型が展示されているほか、勾玉、埴輪ストラップなどの歴史体験も有料でできる。
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補足情報

発掘調査で次の点が明らかになった。
・墳丘各段の平坦部に、約3,000本の円筒埴輪が、規則性のある並べ方になっていた。
・墳丘の斜めになった部分は全面に葺石が葺かれていた。
・前方墳頂部の中央に「方形壇」が確認され、その下に埋葬施設が1基あり、人物を埋葬していたことが確認された。方形壇は、東西5.8m、南北8.8mの長方形。
・後円部墳頂部に、東西7.5m、南北11m の長方形の大きな「墓壙(ぼこう)」と呼ばれる穴の中に、東西に並んだ長さの異なる「粘土槨(ねんどかく)」の埋葬施設が3基あり、木棺が確認され、西側の棺からは、鏡、大刀、甲冑、鉄剣などが発掘された。
・西側のくびれ部には、墳丘から張り出した方形状の土壇である「造り出し」とよばれる部分が見つかり、その周囲から全国的にも貴重な「水の祭祀場を表した埴輪」という導水施設形の埴輪が出土した。
関連リンク 八尾市立しおんじやま古墳学習館(WEBサイト)
参考文献 八尾市立しおんじやま古墳学習館(WEBサイト)
古墳にある説明板

2025年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。