トヨタ博物館とよたはくぶつかん

リニモ芸大通り駅から徒歩5分。トヨタ自動車創立50周年記念事業の一つとして、1989(平成元)年に設立した博物館。自動車の歴史を学び、人と車の豊かな未来のためにつくられた博物館で、世界の自動車とクルマ文化の歴史を紹介する。
 「クルマ館」*では19世紀末のガソリン自動車誕生から現代までの自動車の歴史を、日米欧の代表的な車両約140台が並んでいる。ほとんどすべての車両は走行可能な「動態」保存である。「文化館」のクルマ文化資料室では、”移動は文化”をテーマに、ポスターや自動車玩具、カーマスコットなど自動車にまつわる文化資料、約4,000点を展示する。約800点のミニチュアカーも楽しめる。図書室には国内外の車に関する資料が揃っている。
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みどころ

46,700m2の広い敷地のなかに、4,800m2のクルマ館と2,700m2の文化館がすっぽり収まっている。
 クルマ館は柔らかい曲線の建物になっている。建物と誘導案内標識に赤色がアクセントとなったデザインは美しい。建築、展示は、中部建築賞(1989(平成元)年)、愛知まちなみ建築賞(1994(平成6)年)、日本展示学会賞(2020(令和2)年)を受賞している。
 クルマ館、文化館それぞれで博物館スタッフによるガイドツアーも実施している。
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補足情報

*クルマ館:1Fはシンボルゾーンで、トヨタ初の生産型乗用車「トヨダ AA型乗用車」(1936(昭和11)年レプリカ)と建設当時の拳母工場のレリーフ等を展示する。
 2Fは、「自動車の黎明期から日本車の誕生」をテーマに、ドイツで誕生した世界初の実用的なガソリン車といわれる「ベンツ パテント モトールヴァ―ゲン」(1886(明治19)年レプリカ)に始まり、1950(昭和25)年代までの世界の自動車技術、文化の歴史を8つのゾーンに分けて展示、紹介する。
 3Fは、「モータリゼーションの進展と多様化」をテーマに、1950(昭和25)年代から現代に至るまでの世界の自動車の進化と課題への取り組みなどを、5ゾーンに分けて、展示、紹介する。
関連リンク トヨタ博物館(WEBサイト)
参考文献 トヨタ博物館(WEBサイト)
あいち観光ナビ(一般社団法人 愛知県観光協会)(WEBサイト)

2024年05月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。