大海の放下
三河の南設楽に伝わる盆供養の念仏踊りの一つ。8月14日、夕刻から初盆の家々や墓を訪ね、新仏の供養をする。
大海の泉昌寺境内では14、15の両日、精霊の依代となる提灯を先頭に鉦(かね)、笛、そして升・鷹ノ羽・カタバミの紋所を描いた高さ2.1mの大うちわを背負い、胸に抱いた直径約50cmの大太鼓を打ちながら歌い踊る三人の踊り手を中心に、これに露払い、笛、ササラが行列を組んで繰り込み、勇壮に踊る。
室町中期頃から全国を念仏行脚して芸能を伝えた放下*僧から受け継いだものという。この民俗芸能は芸能史的に価値が高い。
大海の泉昌寺境内では14、15の両日、精霊の依代となる提灯を先頭に鉦(かね)、笛、そして升・鷹ノ羽・カタバミの紋所を描いた高さ2.1mの大うちわを背負い、胸に抱いた直径約50cmの大太鼓を打ちながら歌い踊る三人の踊り手を中心に、これに露払い、笛、ササラが行列を組んで繰り込み、勇壮に踊る。
室町中期頃から全国を念仏行脚して芸能を伝えた放下*僧から受け継いだものという。この民俗芸能は芸能史的に価値が高い。
みどころ
ローカルな祭りであるが、独特な大きな団扇を背負って踊る姿の美しさ、哀調帯びた節回し、鉦や笛の音が、こころに染み入る。
補足情報
*放下:禅において、ものごとを放擲して無我の境地に入ることを「放下す」という。
関連リンク | 新城市(WEBサイト) |
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参考文献 |
新城市(WEBサイト) キラッと奥三河観光ナビ(WEBサイト) あいち観光ナビ(一般社団法人 愛知県観光協会)(WEBサイト) 『愛知県の歴史散歩 下』 愛知県高等学校郷土史研究会=編 山川出版社 |
2024年06月現在
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