越前おろしそば
福井県嶺北地方で主に食されるソバ。福井県のソバの歴史は、戦国武将朝倉孝景が兵糧として栽培させたのが始まりと言われる。当時は醤油やだし汁がなかったので、蕎麦掻のようにして食べた。その後、1601(慶長6)年に福井藩家老本多富正が麺状のソバを伝え、大根おろしを添える食べ方が始まった。現在のソバに大根おろし、鰹の削り節、きざみネギをのせるのは、江戸時代、庶民が安く栄養補給ができるように考えたともいわれる。
越前おろしそばの呼び名は、1947(昭和22)年に昭和天皇が福井県を訪れた際、2杯のおろしそばを召し上がり、後日「あの越前のそばはおいしかった」と感想を述べられたことから広まったという。
越前おろしそばの呼び名は、1947(昭和22)年に昭和天皇が福井県を訪れた際、2杯のおろしそばを召し上がり、後日「あの越前のそばはおいしかった」と感想を述べられたことから広まったという。
みどころ
一般的な食べ方は、つけ麺よりも、大根おろし、鰹の削り節、きざみネギをのせたそばに、だしをかける「ぶっかけ」である。県内どこでも食べることができる。手軽な値段であるので、福井県にきたらぜひ賞味してほしい。(溝尾 良隆)
関連リンク | ふくいドットコム(公益社団法人福井県観光連盟)(WEBサイト) |
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参考文献 |
ふくいドットコム(公益社団法人福井県観光連盟)(WEBサイト) 会員誌『ジパング倶楽部 そば・うどん紀行』株式会社交通新聞社、2018年12月 |
2022年06月現在
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