ホタルイカ漁
ホタルイカは、世界中で日本近海にのみ生息する小型の発光イカで、「ホタルイカ」の名前は1905(明治38)年、ホタルの生態調査を行っていた東京帝国大学の渡瀬庄三郎博士が名付けたとされており、学術名の「Watasenia scintillans(Berry, 1911)」は渡瀬博士に由来する。富山県の漁村では、古くは「マツイカ」「コイカ」などと呼ばれており、マツの木の肥やしにしていたことが「マツイカ」の由来ともいわれる。
ホタルイカの発光体は、腕発光器、眼発光器、皮膚発光器に分類され、最も明るいのが腕発光器である。皮膚発光器は全身に約1,000個あり、特に腹側(海底側)に多くある。
富山湾でのホタルイカ漁は定置網で行われており、産卵のため、沿岸へと浮上してきたメスを漁獲している。
富山市の常願寺川河口右岸から魚津市(魚津港付近)に至る沿岸海域は、「ホタルイカ群遊海面」として特別天然記念物に指定されている。
ホタルイカの発光体は、腕発光器、眼発光器、皮膚発光器に分類され、最も明るいのが腕発光器である。皮膚発光器は全身に約1,000個あり、特に腹側(海底側)に多くある。
富山湾でのホタルイカ漁は定置網で行われており、産卵のため、沿岸へと浮上してきたメスを漁獲している。
富山市の常願寺川河口右岸から魚津市(魚津港付近)に至る沿岸海域は、「ホタルイカ群遊海面」として特別天然記念物に指定されている。

みどころ
富山湾の沖合700間(約1,273m)以内の海面はホタルイカの群遊するところで、定置網にかかったイカが夜の海に光るのを見ることができる。滑川市では、ホタルイカ漁の時期に合わせ「ほたるいか海上観光」を実施している。滑川漁港を夜明け前に出港し、定置網によるホタルイカ漁を観光船から見学するもので、幻想的にきらめくホタルイカの神秘の光や漁師たちの漁の様子等を見ることができる。
この時期、ホタルイカが波打ち際まで寄ってきたり、浜に打ち上げられたりするが、地元ではこの現象を「ホタルイカの身投げ」と呼んでいる。
この時期、ホタルイカが波打ち際まで寄ってきたり、浜に打ち上げられたりするが、地元ではこの現象を「ホタルイカの身投げ」と呼んでいる。
関連リンク | 滑川市 水産観光課(WEBサイト) |
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参考文献 |
滑川市 水産観光課(WEBサイト) 滑川漁業協同組合(WEBサイト) 『魚津市史自然編』魚津市 『富山のさかな』魚津水族館 |
2025年03月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。