豊平館
豊平館は、札幌駅から南に約2.5km、地下鉄南北線「中島公園駅」から徒歩5分、中島公園*の中にある。北海道開拓の礎を築いた開拓使が、開拓使直営の洋風ホテルとして1880(明治13)年11月に建築した。2階建、亜鉛引鉄板葺で、現存する木造ホテルとしては我が国最古の建物であるが、ホテルとしてはほとんど使用されなかったという。しかし明治、大正、昭和と3代にわたり天皇家が訪れた由緒ある建物である。
当初は、中央区北1条西1丁目の場所に建てられ、その後公会堂を付し、長く札幌の文化活動の拠点であった。1958(昭和33)年に中島公園内に移築され、人気の高い市営結婚式場として利用されてきた。
現在は、集客交流施設として使用されるとともに、明治時代の美しい木造建築であることから、写真撮影スポットとして人気が高い。
当初は、中央区北1条西1丁目の場所に建てられ、その後公会堂を付し、長く札幌の文化活動の拠点であった。1958(昭和33)年に中島公園内に移築され、人気の高い市営結婚式場として利用されてきた。
現在は、集客交流施設として使用されるとともに、明治時代の美しい木造建築であることから、写真撮影スポットとして人気が高い。
みどころ
中島公園の中でも歴史的な建物の「豊平館」がひときわ目を引くはずである。公園内の菖蒲池越しに美しい姿を見ることができ、また紅葉時には黄色や赤色の木々の間に一層映える。
この建物は、明治政府が唯一建てたホテルであり、開拓使建築の貴重な建物である。ホテルとしてはほとんど利用されなかったものの、明治天皇の行在所や、民間に払い下げられたあとは旅館や西洋料理店などに利用され、その後宴会場としてまた公民館として市民に親しまれた。中島公園移築後は結婚式場として活用され、1967(昭和42)年頃までは年間1,000組以上が利用したという。このように長い期間、市民に利用され愛されてきた建物である。
豊平館のみどころを、ボランティアスタッフが無料のガイドツアーで案内してくれる。参加することによってその歴史がよく理解でき、また建物内部の美しさも解説してくれるので参加したい。
この建物は、明治政府が唯一建てたホテルであり、開拓使建築の貴重な建物である。ホテルとしてはほとんど利用されなかったものの、明治天皇の行在所や、民間に払い下げられたあとは旅館や西洋料理店などに利用され、その後宴会場としてまた公民館として市民に親しまれた。中島公園移築後は結婚式場として活用され、1967(昭和42)年頃までは年間1,000組以上が利用したという。このように長い期間、市民に利用され愛されてきた建物である。
豊平館のみどころを、ボランティアスタッフが無料のガイドツアーで案内してくれる。参加することによってその歴史がよく理解でき、また建物内部の美しさも解説してくれるので参加したい。
補足情報
*中島公園:1887(明治20)年、中島遊園地とともに中島競馬場が開設。その後中島市民プールの設置、北海道博覧会開催、バラなど百花園や記念広場が整備された。面積24万m2、菖蒲池を中心に主だった施設は配置されている。豊平館をはじめとして国指定の重要文化財八窓庵と日本庭園、札幌コンサートホール、北海道立文学館などがある。
関連リンク | 豊平館(WEBサイト) |
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参考文献 |
豊平館(WEBサイト) 公益財団法人札幌市公園緑化協会(WEBサイト) 中嶋公園(WEBサイト) ようこそSAPPORO(札幌観光協会)(WEBサイト) 『北海道の歴史散歩』 北海道高等学校日本史教育研究会 山川出版社 |
2023年12月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。