馬路村は、県東部に位置する、奈半利川、安田川上流の山村。安芸市、安田町、北川村、徳島県那賀町、海陽町と接する。
 海岸の木材の集散地田野、奈半利両町へは森林鉄道(1911(明治44)年~1960(昭和35)年)が通じていた。現在は観光用の森林鉄道が復原されている。
 近世、藩政林として保護され、現在も国有林が広い。樹齢300年近いスギの林立する千本山学術保護林もある。
 産業では、ユズ栽培やユズ加工品、木工品の製造が盛ん。観光では、金林寺に鎌倉時代初期の不動明王、毘沙門天の立像、薬師堂(国指定重要文化財)がある。

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