中土佐町は、県中央部に位置し、土佐湾に臨む。須崎市、津野町、四万十町と接する。
 海岸部と山々に囲まれた海抜300m以上の台地部に大きく二分される。海岸リアス式で山地が海に迫り、数本の中小河川が土佐湾に注ぐ。それらの河口域は漁港となり、河川流域には平野が散在して耕地を形成。一方、台地部は四万十川上流域に開けた地区で、四万十川両岸に耕地が開け集落が点在している。国道56号、JR土讃線が通じる。
 古来水産業が盛んで現在は近海の一本釣りや延縄漁業が中心。特に久礼地区の鰹漁である「土佐の一本釣り」が有名。耕地では稲作、ショウガ、イチゴや小ナスなどの施設園芸や林業が行われている。
 旧暦8月14日の久礼八幡宮の御神穀祭(おみこくさい)は有名。県内有数の鰹漁獲量を誇り、「久礼 大正町市場」「黒潮本陣」などの観光施設もある。四万十川源流の町である利点を生かしたイベントも開催されている。

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