まんのう町は、県中南部に位置し、周囲を高松市、三豊市、丸亀市、善通寺市、琴平町、綾川町、徳島県美馬市、三好市、東みよし町に囲まれている。町域南部は徳島県に接し、標高1,000mを超える竜王山や大川山を主峰とする讃岐山脈が連なり、これを源流とする土器川が丘陵地を北流。町の中央部やや西寄りに、町名の由来となった日本一の灌漑用ため池の「満濃池」をはじめ、約900のため池が点在している。
 JR土讃線、高松琴平電気鉄道琴平線、国道32号、377号等が通じる。
 基幹産業は農林業で大川山の山頂付近では牛の飼育、山間地ではソバ、キャベツなどの畑作、丘陵・平野部では、タケノコや果樹、茶、搾油(さくゆ)用ヒマワリやキクなどの花卉栽培、米作、蔬菜栽培、養鶏などが行われている。
 満濃池周辺には国営讃岐まんのう公園をはじめ、県立満濃池森林公園、ほたる見公園などがある。南部の山間部は大滝大川県立自然公園に指定され、キャンプ場やハイキングコースが整備されている。天川神社の社叢は、讃岐山脈山麓の自然態を代表する残存植物として国指定天然記念物。平安時代の山岳寺院跡である中寺廃寺跡(国指定史跡)。佐文地区の綾子踊は雨乞い祈願の小歌踊りで国指定重要無形民俗文化財に指定。

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満濃池の写真

満濃池 (香川県 まんのう町 )

大川(だいせん)山麓を水源とする金倉川の流れを台地上の浸食谷の端で堰き止め、谷全体に水を満たした大規模な人工の池。灌漑用のため池としては日本最大級のもので、大宝年間(701~704年)、国司道守朝臣(みちもりあそん)が創築したと伝えられる。その後、821(弘仁12)年に弘法大師空海が改修にあたり、日本初のアーチ型ダム方式の堤防...