豊丘村は、長野県南部の村。村域は天竜川左岸の伊那盆地から東部の伊那山地斜面に広がる。東は伊那山脈を境に大鹿村・飯田市、北は間沢川を挟んで松川町、南は壬生沢川をはさんで喬木村、西は天竜川を隔て高森町に接している。JR飯田線や国道153号は天竜川右岸を走るため、交通の便はあまりよくない。
 天竜川沿岸の下段地帯は水田を中心とした農業が発展し、役場庁舎、小中学校などの主要な施設や工場等が集中している。中段地帯は果樹の生産地帯として本村の農業の中核をなし、上段地帯は小集落が点在しており、農地造成により集団化農業が行われている。米作のほか畜産、リンゴ、カキ、ナシなどの果樹栽培、シイタケ栽培などを行う。上段地帯から伊那山脈にかけての森林地帯は急峻であり、村土の保全と水源かん養のための森林育成が行われている。また赤松林が多く、秋に収穫される、特産の「まつたけ」が有名。
 見どころには、虻川渓谷・大明神淵、新九郎の滝、鬼面山大トチノキ、壬生沢不動滝や、道の駅南信州とよおかマルシェ、福島てっぺん公園などがある。

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