王滝村は、長野県南西部にある村。木曽谷に位置し、御嶽火山の南麓一帯を占める。上松町、木曽町、大桑村と、岐阜県下呂市、中津川市と接する。長野県道256号御岳王滝黒沢線が走る。鉄道は通っておらず、最寄り駅はJR東海中央本線木曽福島駅。
 日本一のヒノキの美林が広がる。かつては林業がさかんで、特に王滝川の奥(上流部)の「木曽ヒノキ」は品質が高く、江戸時代から伐採が保護されてきた。高級材木として知られている。
 王滝村は、山岳信仰の信者を全国から集める霊峰御岳山に抱かれ、中世以来、御嶽信仰登山の基地をなしている。御嶽の七合目までは自動車道(御岳スカイライン)が通じるが、2万基に及ぶ信者たちの霊神碑が道路沿いに建ち壮観である。
 その他の観光スポットには、牧尾ダム、三浦ダム、松原スポーツ公園などがある。

観光資源一覧

御嶽山の写真

御嶽山 (長野県 木曽町 / 長野県 王滝村 )

乗鞍火山帯の南端、長野・岐阜の県境にそびえる独立峰の活火山である。北アルプスに含まれてはいるが、独立峰として我が国最大級の山頂の広がり、裾野を持っている。最高峰の剣ヶ峰を中心に、継子(ままこ)岳・摩利支天(まりしてん)・継母(ままはは)岳が並び、一ノ池、二ノ池、火口原である賽の河原、さらに北へ三・四・五ノ池の噴火口...