売木村は、長野県南端にある村。阿南町、根羽村、平谷村と、愛知県豊根村に接する。国道418号が通る。
 村面積の88%を森林が占め、天竜奥三河国定公園の中心をなす茶臼山高原をはじめ、豊かな自然に恵まれている。江戸時代にはろくろで椀や盆などをつくる木地師が活躍し、昭和初期までは炭焼きなども盛んであった。
 全村が丘陵性山地で、稲作の他に、トマト、ブルーベリー、ミョウガ、リンゴなどが特産物。
 昭和50年代からは自然休養村事業や山村留学など、都市との交流を積極的に開始。中京圏からは別荘地として注目を浴びる一方で、平成に入ってからは天然温泉「こまどりの湯」、南信州広域公園「うるぎ星の森オートキャンプ場」などがオープンして人気を集めている。

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