原村は、長野県中東部の村。八ヶ岳西麓、標高約1,100mの広大な裾野に広がる山村で、村内からは東に八ヶ岳連峰の雄大な景観を望めるほか、北には蓼科山、北西には北アルプス、西には諏訪湖や入笠山、南には南アルプスや富士山も見渡すことができる。
 北と西は茅野市、南は富士見町に接しており、JR中央本線茅野駅からのバスの便がある。
 近世初期に開拓された新田村で現在は米、高原野菜、花卉などの栽培が盛んである。
 約70戸のペンションがあり、県下屈指のペンション村を形成。近くには村営の美術館などがある。この他、村内には祭祀場とされる環状集石群で著名な縄文前期の集落跡の阿久遺跡(国の史跡)、御柱祭や地域の祭のほか、ナマコ壁の土蔵に漆喰で装飾した鏝絵、ボロ布を横糸に織り上げたボロ機織り、また全国の天文ファンが集う星まつりなど星や宇宙に関連したイベントも楽しむことができる。

観光資源一覧

八ヶ岳の写真

八ヶ岳 (長野県 原村 / 長野県 富士見町 / 長野県 茅野市 / 長野県 南牧村 / 山梨県 北杜市 )

八ケ岳連峰*の中で、夏沢峠を境に北八ケ岳と南八ケ岳に分かれる。南八ケ岳は標高2,899mの主峰赤岳をはじめ横岳、硫黄岳、権現岳、編笠山と荒々しい男性的な岩山が連なる。北八ケ岳は白樺、カラマツの森林や草原が広がり、女性的なやさしさと豊かさを秘めている。  成因は約300万年前、本州を南北に縦断する大地溝帯(フォッサマグナ)のほ...

御柱祭の写真

御柱祭 (長野県 諏訪市 / 長野県 茅野市 / 長野県 下諏訪町 / 長野県 富士見町 / 長野県 原村 )

6年に1度(数え年で7年に1度)、寅と申の年に諏訪大社4社の社殿の四隅に立つ御柱の建て替えを行う祭事で、規模の大きさ、勇壮さで日本の大祭の一つに数えられている。祭りのいわれは清浄な神地の境界を示すものとも、式年造営の省略した形とも様々な説がある。  御柱祭の幕明けは4月初旬上社の山出しに始まる。山から伐採された長さ五丈五...