高萩市は、茨城県の北東部に位置し、北は福島県塙町、茨城県北茨城市、南は日立市、西は常陸太田市に接し、東は太平洋に面する。大部分を多賀山地が占め、太平洋に面して海岸段丘と沖積低地がある。
 沿岸部を JR常磐線国道6号線が通り、常磐自動車道のインターチェンジがある。
 江戸時代には水戸徳川家の領有地を経て、水戸藩付き家老中山信正の知行地。1897(明治30)年、常磐線の開通後は常磐南部炭田の中心炭鉱都市として発達した。現在では、炭鉱閉山後に誘致した工業団地への企業の進出により、産業都市としての発展を続けている。
 市の85%を占める山間部に花貫川と関根川が流れ、美しい渓谷を作り出している。紅葉時期になると、花貫渓谷や名馬里ケ淵などには、多くの観光客が訪れる。高萩海岸、高戸小浜海岸、ささき浜など海浜部の魅力にも恵まれている。

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