石岡市は、茨城県の中央に位置し、北は笠間市、東は小美玉市、南はかすみがうら市、土浦市、西は桜川市、つくば市に接する。南東で霞ヶ浦に面する。市の大半は関東平野特有の平坦な地形で、西部から北部にかけて筑波山系が連なり、そこから市街地に向けてなだらかな丘陵地が広がっている。恋瀬川が市の東南部にある霞ヶ浦に注ぐ。
 市内を国道6号線、常磐高速道路、JR常磐線が縦断し、茨城空港や北関東自動車道にも近接するなど、交通の要衝地となっている。
 水に恵まれた地だけに早くから人が住み、大化改新後は常陸の政治の中心である国府が置かれ、国分寺・国分尼寺が建立された。江戸時代には水戸藩の支藩松平家の陣屋町となり栄えた。現在は周辺町村を対象とした商業都市になっている。
 水と米がよいため醸造業も行われている。またナシ、カキ、クリ、ブドウ、ミカン、イチゴ、ブルーベリーなどの果樹栽培が盛んで、シーズン中は果物狩りが楽しめる。関東三大祭りに数えられている「石岡のおまつり(9月)」は、各町内から繰り出す豪華な山車、獅子舞などのパレードで賑わう。

観光資源一覧