桜川市は、茨城県の中西部に位置し、北は栃木県真岡市、益子町、茂木町、東は茨城県笠間市、石岡市、西は筑西市、南はつくば市と接する。北の高峯・富谷山、東の雨引山・加波山・足尾山から南の筑波山に連なる山々に囲まれた平野部のほぼ中央を桜川が南下し、市の南北軸を形成している。
 北関東自動車道、国道50号が通り、JR水戸線が走る。
 地域で採出されるみかげ石を利用した石材業も発展。古くから山岳信仰の対象となった山々があり、行基を開基とした「富谷観音」、マダラ鬼神祭が行われる「雨引山楽法寺」、禅定の山「加波山神社」、椎尾山の中腹にある「薬王院」など、国などの重要文化財に指定されている建造物も多く残されている。また、真壁の街並は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

観光資源一覧

楽法寺(雨引観音)の写真

楽法寺(雨引観音) (茨城県 桜川市 )

坂東三十三ケ所第24番札所。加波山の尾根続きになる雨引山の中腹斜面に真壁城の薬医門を移築した黒門をはじめ、仁王門*、本堂、鐘楼堂、多宝塔、本坊、客殿など多数の堂宇が甍を並べ、仁王門の脇には城郭を思わせる大石垣がそびえる荘厳な寺である。  587(用明天皇2)年中国の帰化僧法輪独守の創建と伝え、その後、勅願寺として朝廷や真...

真壁の町並みの写真

真壁の町並み (茨城県 桜川市 )

つくば市の北にあり、町並みの東側に足尾山と加波山(かばさん)、南側には筑波山が見られる。真壁*は、律令期(7世紀後半~10世紀)から国府(現・石岡市)と東山道をつなぐ要衝の地にあり、中世には真壁氏の支配のもと城下町が形成され、近世には、笠間藩の陣屋を中心に木綿などの物産の集散地として栄えた。このため、真壁の町並みの特徴...