大子町は、茨城県の最北西端に位置し、東は常陸太田市、南は常陸大宮市、北は福島県矢祭町、棚倉町、西は栃木県大田原市、那珂川町に接する。
 面積の約8割は八溝山系と阿武隈山系からなる山岳地で、八溝山をはじめ高笹山、男体山など県内有数の秀峰を擁する。山あいから流れる中小河川は町の中央部を流れる久慈川に注ぐ。各河川に沿って狭あいながらも耕地が開けている。
 国道118号、461号が通り、JR水郡線が走る。
 観光と農林業が基幹産業となっている。日本三名瀑の一つである「袋田の滝」をはじめ、八溝山や男体山、久慈川の清流、奥久慈温泉郷などが主要な観光資源である。観光リンゴ園、茶の里公園、大子おやき学校などの施設も整備されている。

観光資源一覧

袋田の滝の写真

写真提供:大子町観光協会

袋田の滝 (茨城県 大子町 )

福島県から茨城県へと流れる久慈川*の支流滝川にかかる滝。滝は4段から成り、高さ120m、幅73m。成因は、1,500万年前に形成された火山角礫岩層の硬い岩石に対し、滝の上下が浸食されやすい凝灰質の砂岩や頁岩だったため、硬質の火山岩が残り、節理と断層面が浸食され段差が生まれたと、考えられている。滝の途中に四本の大きな節理があり、4...