つくば市は、茨城県の南西部に位置し、北は桜川市、東は石岡市、土浦市、牛久市、龍ケ崎市、西は筑西市、下妻市、常総市、南はつくばみらい市に接する。北に筑波山を擁し、東に霞ヶ浦を控え、水郷筑波国定公園に指定されている。筑波山地域を除く市域の大部分は、筑波・稲敷台地と呼ばれる関東ローム層に覆われた平坦な地形で、南北に流れる小貝川、桜川、谷田川、西谷田川などの河川が周辺の平地林、畑地、水田等と一体となって落ち着いた田園風景を形作っている。
 筑波山の南西麓から南へ開けた学術研究都市で、筑波大学をはじめ数多くの研究教育機関が集中している。2005年8月、つくばエクスプレスの開通により、つくば-秋葉原間を最速45分で直結。都市基盤整備も整い、沿線には住宅の立地が進んでいる。
 筑波山は万葉の時代から人々に親しまれ、「筑波山神社」の参拝客や登山客が年間を通して絶えることがない。また「平沢官衙遺跡」、「小田城跡」などの名所旧跡も多い。さらに「JAXA筑波宇宙センター」、「つくばエキスポセンター」、「産業技術総合研究所」などの研究施設や「ノバホール」、「つくば美術館」など文化施設も充実している。

観光資源一覧

筑波山神社の写真

筑波山神社 (茨城県 つくば市 )

筑波山の中腹、老杉に包まれた境内に大きな鈴が印象的な拝殿をはじめ境内社が並ぶ。本殿は男体山と女体山の山頂付近にある祠で古代の山岳信仰を今も伝えており、2峰寄り添う姿は男女陰陽・夫婦和合の神にふさわしい。  延喜式内名神大社に数えられた格式ある社だが、平安時代に僧徳一*によって知足院中禅寺が開かれ、筑波の神は筑波両大権...

JAXA筑波宇宙センターの写真

写真提供:JAXA

JAXA筑波宇宙センター (茨城県 つくば市 )

日本の宇宙開発の中枢センターとして1972(昭和47)年に開設された。筑波研究学園都市の一角、約53万平方m2の敷地を有し、緑ゆたかな環境のなかに最新の試験設備を備え、宇宙に関する研究・開発に取り組んでいる。このセンターは、主に「人工衛星の開発・運用およびその観測画像の解析」、「国際宇宙ステーション『きぼう』日本実...