桐生市は、群馬県の東南部に位置し、桐生地区、新里地区、黒保根地区の大きく3地区に分かれる。桐生地区は東側が栃木県佐野市、足利市に接する。桐生地区と新里地区・黒保根地区との間は、みどり市を挟んで離れている。
 古くから絹織物の産地として栄え、江戸時代には「西の西陣、東の桐生」と並び称され、織物のまちとして全国にその名が知られてきた。織物産業の隆盛を今に伝える町並み、のこぎり屋根の織物工場や土蔵造りの店舗など、近代化遺産が数多く残る。天満宮地区と本町一・二丁目の全域は、「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建地区)に選定されている。
 工業は、これまで伝統産業である繊維産業と先端技術産業である輸送用機械器具などに代表される機械金属関連産業を中心として発展してきた。農業は、米のほか、きゅうり、なす、ほうれん草、ぶどうなどが生産されている。また、新里地区や黒保根地区では養豚が盛んである。

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赤城山の写真

赤城山 (群馬県 前橋市 / 群馬県 渋川市 / 群馬県 沼田市 / 群馬県 桐生市 )

関東平野の北西端にそびえ、榛名山・妙義山とともに上毛三山の一つとして知られる二重式火山。赤城山という単独の山はなく、最高峰1,828mの黒檜山をはじめとする外輪山と中央火口丘の地蔵岳を合わせた総称。赤城山は成属火山*で、1251(建長3)年の第4次爆発を後に火山活動を中止した。外輪山と地蔵岳の間には、大沼と小沼が静かに水をたた...