伊勢崎市は、群馬県南東部に位置し、南は埼玉県本庄市、深谷市に接する。赤城山麓の南面に位置し、北部に一部丘陵地があるほか、全体はほぼ平坦地であり、南部には利根川が流れ、その支流である広瀬川、粕川、早川、韮川などの河川や沼池がある。
 水はけのよい火山灰地が桑の成長に適していたことから、古くから養蚕が盛んで、江戸時代には太織の産地として知られた。明治以降には「伊勢崎銘仙」が全国的に有名になり、織物のまちとして発展してきた。
 近年は、製造業や大規模商業施設の進出が進み、商工業が盛んな産業地域となっている。また近郊農業も盛んで、米・麦作のほか、トマトやハクサイなどが栽培されている。
 「華蔵寺公園」は風致に富んでいる。市域には多くの古墳がみられ、「相川考古館」がある。通風を重視した蚕の飼育法を大成した「田島弥平旧宅」は、「富岡製糸場(富岡市)」、「高山社跡(藤岡市)」、「荒船風穴(下仁田町)」とともに、「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界文化遺産として登録されている。1月の「だるま市」、8月の「いせさきまつり」も有名である。

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