添田町は、福岡県の東部に位置し、英彦山を挟んで大分県と接する。西部は町の大部分が英彦山系などの山地で、そこに源を発する彦山川がほぼ中央を北に流れる。南部は山間地帯、中部は山麓地帯、北部は平坦地となっており、北部が町の経済、文化、行政、交通等の中心となっている。
 かつては筑豊炭田の炭鉱が存在したが、現在は全て閉山し、農業が中心となっている。

観光資源一覧

英彦山神宮の写真

英彦山神宮 (福岡県 添田町 )

英彦山の山内至る所に社殿が散在している。主な社殿は上宮、中宮、下宮と、奉幣殿および摂社の高住神社や玉屋神社などがあるが、鬱蒼とした杉の長い参道や坊跡に修験道の往時を伝える。参道は銅鳥居(かねのとりい)からはじまり、民家や坊の並ぶ桜並木の石段を500m登ると神宮下。さらに300段の石段を登ると奉幣殿で、そこから上宮までは約2k...

旧亀石坊庭園の写真

写真提供:添田町役場

旧亀石坊庭園 (福岡県 添田町 )

室町時代の画僧・雪舟が、英彦山中腹の亀石坊に滞在し、1476~79(文明8~11)年の間に築いたと伝わる699m2の池泉観賞式の庭園。1928(昭和3)年に国の名勝に指定された。自然の山林を背景に巨石を配し、滝を模した石組が設けられており、複雑に入り組んだ池の形状も特徴的で美しい。

英彦山の写真

写真提供:添田町役場

英彦山 (福岡県 添田町 / 大分県 中津市 )

福岡県田川郡添田町と大分県中津市山国町の県境に広がる。北岳・中岳・南岳の3つのピークがあり、標高は1,199m。かつては出羽の羽黒山、熊野の大峰山と並ぶ日本屈指の霊場、修験場として栄え、最盛期の江戸時代には、俗に「彦山三千八百坊」といわれ、3,000人の衆徒と坊舎が800を数えたと伝えられている。山中には修験場を思わせる、数多くの...