朝倉市は、福岡県の中南部に位置する。北は山地で、南は筑後川に接する。市街地である甘木は、宿場・市場町として発展し、現在では食品・染織・木工などの製造業が盛んに行われている。市南部及び東部では農林業が主産業となっており、米・花樹の栽培や木材の採取などが行われている。
 観光の名所にもなっており、風情ある城下町秋月や江戸時代からまわり続ける三連の水車群、原鶴温泉などがある。

観光資源一覧

秋月杉の馬場通りの桜の写真

写真提供:朝倉市商工観光課

秋月杉の馬場通りの桜 (福岡県 朝倉市 )

杉の馬場とは秋月城跡へと続く道で、かつて杉の大樹があり、藩政時代にはここで武士たちが馬の調教をしていた場所であったことから、こう呼ばれるようなった。  桜は、日露戦争の戦勝記念に植え変えられたものといい、ソメイヨシノが、およそ500mにわたって並ぶ。その数約200本で、3月下旬~4月上旬の開花シーズンともなれば多くの人が訪れ...

秋月城下町の写真

写真提供:朝倉市商工観光課

秋月城下町 (福岡県 朝倉市 )

朝倉市の中心市街地から北へ約7km、標高約860mの古処山の麓に広がる城下町・秋月。中世からここに拠った秋月氏が豊臣秀吉に抗して遷されたのち、黒田長政の三男長興が秋月藩初代藩主となり、1624(寛永元)年に新たに城を築き、5万石の城下町として復興した。今は石垣と堀の一部が残り、黒門や長屋門などに昔日の面影が偲ばれる。  町全体...