うきは市は、福岡県の南東部に位置し、大分県と接する。北部は筑後川が流れ、南部は耳納連山が連なる。面積の約75%が森林・耕地となっている。
 吉井地区には多くの古墳があり、珍敷塚(めずらしづか)・鳥船塚・古畑・日ノ岡の各古墳は史跡となっている。その多くは、壁面に色彩・文様のある装飾古墳である。
 産業は農業が中心で、平坦部には水田地帯が広がり、山麓部はイチゴ・ナシ・柿・ブドウなどの果実が栽培されている。

観光資源一覧

筑後川(中下流)の写真

筑後川(中下流) (福岡県 うきは市 / 福岡県 久留米市 / 福岡県 他 )

大分・熊本に端を発し、福岡・佐賀にまたがって流れる九州第一の大河。その長さ143km、流域面積2,860km2におよぶ。源は九重山地に発する玖珠川と阿蘇外輪山に発する大山川。このふたつの流れが日田盆地で合流して三隅川になる。さらに、大分・福岡県境の渓谷を経て筑紫平野へ流れ込んでいく。ここで筑後川と呼ばれるようになり、...

筑後吉井の町並みの写真

筑後吉井の町並み (福岡県 うきは市 )

筑後平野の東部、筑後川の中流域に広がるうきは市吉井町。JR久大本線の北側に、古い町並みが残っている。江戸時代、城下町久留米と日田天領を結ぶ豊後街道の在郷町として大いに栄え、その後は、ろうそくや菜種をはじめとした地域の特産品加工を扱う有力商人の金融活動などで繁栄。  町並みは、もともとは茅葺きが多かったが、明治初期の大...

新川田篭の町並みの写真

新川田篭の町並み (福岡県 うきは市 )

筑後川の支流の一つである隈上川沿いの谷筋に広がる集落。川水を、水路を使って利用し、石垣で造成した棚田で稲作を営んでいる。上から見ると棟がコの字型をした「くど造り」と呼ばれる形式の民家・平川家住宅*を代表とした寄棟造の茅葺きの主屋など、昔ながらの建築が残り、かつての農村景観を今に伝えている。

日岡古墳の写真

日岡古墳 (福岡県 うきは市 )

若宮八幡神社の境内に立地。月岡古墳、塚堂古墳とともに若宮古墳群を形成する。  6世紀前半に造られたとされる装飾古墳として有名で、全長約74m、高さ約5m。後円部には横穴式石室があり、奥の壁面には赤、白、緑の3色で同心円文、三角文、わらび手文など、幾何学的な文様が描かれている。周囲の壁にも武具や魚、船、馬、獣などが描かれてい...