高浜町は、福井県の最西端に位置し、南東はおおい町、西は京都府綾部市、舞鶴市と接する。大島半島基部から内浦湾にわたる若狭湾岸を占め、西半は青葉山の火山性噴出物に覆われ、東半は丹波高地周辺の低山地で、子生川河口の小平地に中心の高浜が立地する。
 高浜地区は、主に高浜漁港や丹後街道沿いを中心とした旧市街地と、旧市街地の周辺に広がる宅地開発エリアとで構成されている。リアス式海岸の特徴を示す内浦地区には原子力発電所がある。
 国道27号(丹後街道)とJR小浜線が東西に走る。町の南部を舞鶴若狭自動車道が通過し、隣接するおおい町に大飯高浜インターチェンジがある。
 戦国期の城跡はいま城山公園となり、その下に漁港がある。この付近から和田にかけての砂浜は夏は京阪神からの海水浴客で賑わい、週末には釣り客が多い。
 海岸は若狭湾国定公園に属し、内浦半島先端の音海には海抜270mに達する壮大な海食崖が発達する。和田地区から高浜町を経て青郷地区に至る8kmは白い砂浜の海岸と松林など変化に富み、夏は関西・中京方面よりの海水浴客で賑わう。町の西部にある青葉山は標高699mで、その雄姿は若狭富士と呼ばれている。青葉山中腹の中山寺の本堂、本尊の馬頭観音坐像は国指定重要文化財である。

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