越前市は、福井県のほぼ中部に位置し、北は越前町、鯖江市、福井市、東は池田町、南は南越前町と接する。東、南、西の三方を山に囲まれた武生盆地の南部に位置し、中心の武生市街は日野川のつくる扇状地にある。
 市の中央を北陸自動車道と国道8号が縦断し、関西・中京圏などの主要都市や福井市・敦賀市など周辺都市と繋がっている。また、両路線に交差するように国道417号や県道、主要地方道が横断している。
 越前市は、越前の国府がおかれ、中世には府中と呼ばれるなど越前地方の中心地として栄えた。現在の市名は越前国の国府が置かれたことによる。
 昔からモノづくりが盛んな地域で、今日でも、越前和紙、越前打刃物、越前箪笥などの伝統的工芸品の産地となっている。また、近年は、電子・自動車・家電部品産業やニットアパレル産業なども盛んである。農業は米作のほか、オオムギ、スイカ、トマトなどが栽培されている。
 3,000坪の広大な敷地に平安時代の寝殿造り庭園を再現した「紫式部公園」、謡曲「花筐」の舞台として名高い「花筐公園」のほか、和紙の里通りには「パピルス館」や「紙の文化博物館」、「卯立の工芸館」が立地している。また、大根おろしとつゆを添えた「越前そば」は、越前市を代表する名物となっている。

観光資源一覧

紙祖神岡太神社・大瀧神社の写真

紙祖神岡太神社・大瀧神社 (福井県 越前市 )

紙祖神岡太神社・大瀧神社は権現山の頂にある上宮(奥の院)とその麓に建つ下宮からなる。上宮は簡素ながら大瀧神社*と岡太神社、八照宮の三殿が並び建ち、下宮は両社の里宮となっている。  歴史の上では岡太神社が古く、今より1500年ほど前、この里に紙漉きの業を伝えた女神・川上御前を紙祖として祀り、「延喜式神名帳」(926(延長4年...

越前和紙の里の写真

越前和紙の里 (福井県 越前市 )

越前和紙の歴史は古く、およそ1500年前の継体(けいたい)天皇の時代に、岡太(おかもと)川のほとりで女神から製造技術を教えられたという伝説*が残っている。  奈良時代に宮中御用の教書紙となり、中世以後、「越前奉書紙」と呼ばれて広く世に知られるようになった。戦国時代は「紙座」により、江戸時代には福井藩によって保護された。...