美浜町は、福井県の南西部に位置し、北は若狭湾に面し、東は敦賀市、西は若狭町、南は滋賀県高島市と接する。町土の約8割は山林で、町の中央部を流れる耳川流域に平野部が広がっている。北の海岸部は典型的なリアス式海岸で、三方五湖の久々子湖、日向湖とともに、若狭湾国定公園に指定されている。敦賀半島西岸の丹生には関西電力美浜原子力発電所が立地する。
 JR小浜線、国道27号、舞鶴若狭自動車道が東西に走る。
 中心の郷市、河原市は耳川の小扇状地にあり、JR小浜線美浜駅にも近く、窯業、木材業、食品加工業が行われる。敦賀半島や常神半島沿岸はブリ定置網の好漁場で、早瀬には魚市場がある。
 久々子湖口の久々子は三方五湖遊覧の拠点。日向湖ではハマチ、タイを蓄養する。なお、三方五湖は2005(平成17)年に、ラムサール条約登録湿地となった。
 久々子、日向両湖や海岸一帯は、京阪神からの釣り客や海水浴客で賑わう。1月に行われる「日向の綱引き行事」は国の選択無形文化財になっている。

観光資源一覧

水晶浜の写真

写真提供:一般社団法人若狭美浜観光協会

水晶浜 (福井県 美浜町 )

JR小浜線美浜駅の北東、敦賀半島の西側中央に位置する。ビーチから常神半島が一望できる。白砂の粒がたいへんきめ細かく、水晶のように輝く砂浜ということで、この名前がついた。透明度も高く、日本の水浴場88選の一つでもある。  両サイドは、山が海に落ち込み、その先端は岩礁となり、浜は弧を描く。浜の西側(海に向かい右手)は鳴き砂...