永平寺町は、福井県北部に位置し、北は坂井市、東は勝山市、南は福井市と接する。
 県内最大の河川である九頭竜川が、加越山地と越前中央山地が迫ってできる谷部(志比地溝)を東西に流れている。この河川景観と両岸の背後の山地景観が特徴的である。
 町内には、えちぜん鉄道勝山永平寺線と国道416号線が川沿いに、国道364号線が南北に通る。
 九頭竜川と永平寺川の合流点である中心地区の東古市をはじめ、明治以来機業が盛んである。東部ではニンニクを産する。
 道元禅師によって開かれた大本山永平寺や吉峰寺、国の史跡に指定されている松岡古墳群など多くの歴史文化資源が集積している。町の名前の由来ともなっている永平寺には、年間100万をこえる参拝客が訪れる。

観光資源一覧

永平寺の写真

永平寺 (福井県 永平寺町 )

全国に1万5,000の末寺、檀信徒800万人をもつ曹洞宗の大本山で、開祖道元(どうげん)*が坐禅修行の場として志比谷最奥部のこの地を選んで以来、約770年にわたって法燈を伝えてきた古刹である。  1244(寛元2)年、京都深草に開庵していた道元が、志比庄地頭波多野義重の請に応じて越前に下り、開山したと伝える。当初は傘松峰大仏寺(さん...