大和市は、神奈川県のほぼ中央部、相模野台地と総称される段丘面上に、南北に細長く位置し、東は横浜市、また東京都町田市と接する。丘陵起伏はほとんどない地形である。
 大正末から昭和初期にかけて開通した小田急江ノ島線が市域を南北に縦貫し、相模鉄道本線が東西に横断、北部の中央林間に1976(昭和51)年に開通した東急田園都市線が通じる。
 第二次大戦後、西隣の綾瀬市にかけて厚木飛行場をひかえる米軍基地の町として急速に発展した。自動車工業を主とする大規模な製造業や付帯する研究機関などが立地している。
 手軽に自然とふれあえる場所も多く、「泉の森」は多くの家族連れで賑わう。2012(平成24)年に開園した「大和ゆとりの森」は、広大な芝生が施設の大部分を占め、スポーツとレクリエーションが楽しめる。曹洞宗を宗旨とする「常泉寺」は「花のお寺」「河童のお寺」として親しまれている。

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