豊見城市は、沖縄本島南部に位置し、北は県都の那覇市に隣接し、西は東シナ海に面した長い海岸線を有している。土壌が保水性に富んでいるため、昔から農業の盛んな地域で、戦前はサトウキビ、戦後は葉野菜づくりが行われてきた。近年ではこれらに加え、ビニールハウス栽培などを中心に都市近郊型の農業が行われ、マンゴー、トマトなどが栽培されている。
 豊見城市には、古より伝わる様々な祭事が今日まで脈々と伝承されている。沖縄におけるハーリー(爬龍船競漕)発祥の地、エイサー(旧盆の青年踊り)ゆかりの地、幕末ではジョン万次郎滞在の地でもある。また、第二次世界大戦の戦跡である旧海軍司令部壕が残る。
 近年は、商業施設が充実したほか、県内最大級の人工ビーチ豊崎美らSUNビーチなどが整備されている。

観光資源一覧

エイサーの写真

写真提供:©OCVB

エイサー (沖縄県 沖縄市 / 沖縄県 豊見城市 / 沖縄県 読谷村 / 沖縄県 うるま市 / 沖縄県 他 )

エイサーとは、旧盆の夜に行われる沖縄の伝統行事のひとつである。  年中行事を旧暦で行うことの多い沖縄では、お盆も旧暦の7月13~15日に行うため、毎年時期が異なる。  初日はウンケー、中日はナカヌヒー、三日目をウークイといい、先祖の霊をあの世に送り出すために青年たちが隊列を組み、勇壮に大太鼓や締太鼓を打ち鳴らしながら道路...