石垣市は、琉球弧及び日本列島の最南西端に位置し、19の島々から成る八重山群島の拠点であり、石垣島と無人の尖閣諸島で構成されている。空港、港湾を中心に八重山圏域の行政、文化、経済等の中枢機能を有している。
 石垣島は、沖縄県下最高峰の於茂登岳を中央に、八重に連なる山系を背にして南に平坦地が広がり、河川が発達し、湾岸と半島及び岬などによって多様な地形、景観を織りなしている。海岸線にはサンゴ礁が発達して、陸域と併せて豊かで貴重な動植物が生息している。亜熱帯を特徴づける自然が残され、トレッキング、カヤック、スノーケリング、スクーバダイビング等、自然とのふれあいを楽しむことができる。

観光資源一覧

川平湾(石垣島)の写真

川平湾(石垣島) (沖縄県 石垣市 )

石垣島の北西部に位置し、国の名勝に指定されている。青と緑のグラデーションが美しい静かな入江と、真っ白な砂浜のコントラストが見もの。こんもりと緑が茂る小さな島が湾内に点在して、景色に趣を添えている。ちなみに海面の色が青や緑などさまざまなのは、海の深さや海底の様子などによる。  周辺は公園として整備されており、駐車場、...

底地ビーチ(石垣島)の写真

底地ビーチ(石垣島) (沖縄県 石垣市 )

川平集落の北西約1km、モクマオウやテリハボクなどの林を抜けると広がる白砂の浜。ゆるやかに弧を描き、約1kmにわたって続いている。どこまでいっても遠浅で波も穏やかで、子ども連れの海水浴に適している。ただし、干潮時には浅すぎて遊泳はむずかしい。

平久保崎(石垣島)の写真

平久保崎(石垣島) (沖縄県 石垣市 )

島の北東端に延びる平久保半島の先端、牧草地を進むと平久保崎灯台が現われる。周りは透明度の高いコバルトブルーの海に囲まれている。沖には小島がぽつんとある。ゆるやかな曲線を描く丘陵は牧場になっている。平久保崎の手前には、平久保のサガリバナ群落がある。

沖縄の闘牛の写真

写真提供:垂見健吾

沖縄の闘牛 (沖縄県 うるま市 / 沖縄県 本部町 / 沖縄県 今帰仁村 / 沖縄県 石垣市 / 沖縄県 他 )

沖縄における闘牛は、農民の娯楽として自然発生したと伝えられている。沖縄の言葉では「ウシオーラセー」という。牛と牛の勝負に、闘牛士(勢子)がつく。  沖縄本島中北部を中心に、県内各地に現在10カ所前後の闘牛場がある。闘牛場は円形で、立派なドーム型のものもあれば、木立の中の公園のような雰囲気のところもある。普段はひっそり...

沖縄の豚肉料理の写真

写真提供:垂見健吾

沖縄の豚肉料理 (沖縄県 那覇市 / 沖縄県 名護市 / 沖縄県 石垣市 / 沖縄県 宮古島市 / 沖縄県 他 )

沖縄では豚肉料理の種類がたいへん豊富だ。顔や耳の皮、足、内臓など使う部位も多様で、鳴き声以外はすべて食べるといわれるほど。昭和の初めごろまでは、多くの屋敷で豚を飼っており、豚は大変身近な家畜だった。年の瀬に豚を屠って、正月にはさまざまな料理を食べ、塩漬けにして長く保存したという。豚肉料理のバリエーションの豊かさは、...

石垣島 四カ字の豊年祭(石垣島)の写真

石垣島 四カ字の豊年祭(石垣島) (沖縄県 石垣市 )

沖縄では旧暦6月(新暦の7月)頃に稲の収穫を終える。この時期に、石垣島をはじめ八重山各地の集落で御嶽を中心に行われるのが、収穫儀礼である「豊年祭」。今年の実りへの感謝と、来年の豊作を祈る大切な行事だ。沖縄本島やその周辺の島では「ウマチー」と呼ばれる行事がこれにあたる。  最も規模が大きく見学者も多いのが、石垣島の中心...