久米島町は、沖縄本島から西に約100kmに位置する。久米島本島、奥武島の有人島、及び鳥島、硫黄鳥島他、オーハ島を含む5つの島から構成されている。
 久米島は、沖縄諸島で最も西に位置する島である。古くから海外交流の要所として栄えてきた。島の北部には山地が連なり、南西海岸は緩やかな砂丘海岸で、北西海岸には発達した珊瑚礁が延び、島を取り囲むような内海が形成されている。久米島の渓流・湿地はラムサール条約の登録地として認定を受けている。奥武島は、久米島の東800mの沖合いに位置し、久米島との間は海中道路で結ばれている。「奥武島の畳石」やウミガメ館などがある。
 農業を基軸とした産業構造が形成されており、さとうきび作を中心に、肉用牛、野菜、花き類、葉たばこが生産され、経営の複合化が進んでいる。また、周辺海域には好漁場を有していることから漁業が盛んで、近年ではクルマエビを代表とした育てる漁業に力を入れている。

観光資源一覧

ハテの浜(久米島)の写真

写真提供:一般社団法人 久米島町観光協会

ハテの浜(久米島) (沖縄県 久米島町 )

那覇の西方約100kmに浮かぶ久米島は、緑豊かな山が連なり、水が豊富な島。琉球王国時代から、球美(くみ)島とも呼ばれてきた風光明媚な島で、なかでもハテの浜は島を代表する景勝地。島の東側にある奥武(おう)島、オーハ島のさらに沖合に連なる3つの砂洲(前の浜、中の浜、ハテの浜)を総称してハテの浜と呼ぶ。サンゴ礁の土台にサンゴや...

奥武島の畳石(奥武島)の写真

写真提供:一般社団法人 久米島町観光協会

奥武島の畳石(奥武島) (沖縄県 久米島町 )

奥武島の南岸に広がる国指定天然記念物の奇岩群。火山活動で噴出した安山岩質の溶岩が、ゆっくり冷えて岩石になる時にできた割れ目が亀甲模様になっている。直径1~2mの五・六角形の石の数は、砂におおわれたものを含めて1,000個以上に及ぶといわれ、南北50m、長さ250mにわたって広がり、干潮時に現れる。これらは柱状節理の断面が露出したも...

イーフビーチ(久米島)の写真

写真提供:一般社団法人 久米島町観光協会

イーフビーチ(久米島) (沖縄県 久米島町 )

風光明媚で琉球王朝時代から「球美(くみ)の島」とも呼ばれてきた久米島。沖縄本島の約100km西に位置するこの島の東側に広がるイーフビーチは、貝殻やサンゴを含むオフホワイトの砂浜が2kmに及ぶ天然のビーチ。「日本の渚100選」に選ばれていて、海底の砂は沖合まで続いている。簡易シャワーやトイレもある。  広い浜辺からは久米島と橋で...

久米島の桜並木(久米島)の写真

写真提供:一般社団法人 久米島町観光協会

久米島の桜並木(久米島) (沖縄県 久米島町 )

久米島を代表するサクラの名所は、「アーラ林道」と「だるま山園地」の2カ所。アーラ林道は島の南側、儀間集落と島尻集落を結ぶアップダウンのある林道で、4kmの道のりの両側を約1,500本のサクラが彩る。島の中央西寄りに位置するだるま山園地は、公園内およびその近隣の池のまわりなどに500本以上のサクラが植えられている。  いずれも種...