うるま市は、沖縄本島中部の東海岸に位置し、重要港湾である金武湾と中城湾に面している。東南部に広がる勝連半島の北方海上及び東方海上には、有人、無人の 8 つの島々が浮かぶ。うるま市は、「さんごの島」という意味を持つ沖縄の言葉「うるま」から名付けられた。
 漁業は金武湾と中城湾の両湾での沿岸漁業が中心であり、農業は、野菜類、メロン、ミカン、スイカ、イ草等が栽培されている。
 うるま市には、2000(平成12)年に世界遺産に登録された勝連城跡のほか、安慶名城跡、仲原遺跡、伊波城跡などの史跡が残る。また、闘牛のメッカでもあり、安慶名闘牛場や石川多目的ドームなどでは、春、秋の全島闘牛大会等が開催されている。夏場、宇堅ビーチ、伊計ビーチ、大泊ビーチなどでは、様々なマリンスポーツが楽しめる。

観光資源一覧

沖縄の闘牛の写真

写真提供:垂見健吾

沖縄の闘牛 (沖縄県 うるま市 / 沖縄県 本部町 / 沖縄県 今帰仁村 / 沖縄県 石垣市 / 沖縄県 他 )

沖縄における闘牛は、農民の娯楽として自然発生したと伝えられている。沖縄の言葉では「ウシオーラセー」という。牛と牛の勝負に、闘牛士(勢子)がつく。  沖縄本島中北部を中心に、県内各地に現在10カ所前後の闘牛場がある。闘牛場は円形で、立派なドーム型のものもあれば、木立の中の公園のような雰囲気のところもある。普段はひっそり...

勝連城跡の写真

勝連城跡 (沖縄県 うるま市 )

勝連半島の付け根に位置する丘陵上に築かれた城跡。正確な築城年は定かではないが、13世紀前後に造られたと考えられている。自然の地形を利用して石灰岩の石垣をめぐらせた5つの曲輪からなり、北西の最高部から一の曲輪、二の曲輪、三の曲輪、四の曲輪へと階段状に低くなり、再び南東側の東の曲輪で高くなっている。  歴代の勝連按司(あじ...

ビオスの丘の写真

ビオスの丘 (沖縄県 うるま市 )

うるま市の通称石川高原と呼ばれる高台に、周囲の自然を生かしながらつくられた観光施設。売り物はその自然で、全長2kmある散策路を歩けば、ビロウやアダン、ヒカゲヘゴといった沖縄独特の樹木や、洋ランやハイビスカスなどの花や蝶、鳥、昆虫、それに水牛やヤギといった動物まで、沖縄の多彩な自然と手軽にふれあうことができる。

エイサーの写真

写真提供:©OCVB

エイサー (沖縄県 沖縄市 / 沖縄県 豊見城市 / 沖縄県 読谷村 / 沖縄県 うるま市 / 沖縄県 他 )

エイサーとは、旧盆の夜に行われる沖縄の伝統行事のひとつである。  年中行事を旧暦で行うことの多い沖縄では、お盆も旧暦の7月13~15日に行うため、毎年時期が異なる。  初日はウンケー、中日はナカヌヒー、三日目をウークイといい、先祖の霊をあの世に送り出すために青年たちが隊列を組み、勇壮に大太鼓や締太鼓を打ち鳴らしながら道路...