高根沢町は、栃木県の中東部に位置し、宇都宮市、さくら市、那須烏山市、市貝町、芳賀町に接する。鬼怒川中流東岸の台地部を占め、中央部を五行川、江沼川、野元川などが流れる。町の西側を国道4号とJR東北本線(宇都宮線)が縦断する。
 中心集落の宝積寺は、1899(明治32)年、東北本線の駅が開設されてから発展し、1922(大正11)年の烏山線開通後は周辺農村の農産物集散地となった。良質米を産する穀倉地帯で、鬼怒川沿岸の低地は釜ヶ淵用水、五行川沿岸は市ノ堀用水によって灌漑される。トマトなどの施設園芸や梨などの果樹生産、酪農も行われる。
 温泉施設、農産物直売所、レストランに加えて、2020(令和2)年4月にグランピング施設を備えてリニューアルオープンした道の駅たかねざわ「元気あっぷむら」には多くの来訪者で賑わう。西南端には皇室の食料を生産している「御料牧場」などが立地している。

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