聖籠町は、新潟県の北部、飯豊連峰に源を発する加治川の下流に位置し、新発田市、新潟市に接する。加治川と新発田川にほぼ囲まれた沖積層からなり、海岸線に沿って帯状の砂丘丘陵が形成され、全体的にほぼ平坦な地形となっている。
 日本海東北自動車道の聖籠新発田インターチェンジがあり、国道7号、113号が通る。
 近世は新発田藩領に属し、加治川下流の瀬替え工事で開発が進み、近代は蒲原大地主の一人である二宮家が全村耕地を支配し、ナシ、サクランボ、ブドウなどの果樹園芸の改良に努めた。第二次世界大戦後は町の西端に新潟東工業港が築港され、臨海工業地帯の後背地にかわっている。
 農業では、米、ぶどう、さくらんぼ、人参、ねぎ、さといも、ながいもなどを産する。
 観光資源には、桜・白鳥の名所として知られる「弁天潟風致公園」、聖籠山宝積院(越後三十三観音の第二十九番札所)、二宮家庭園などがある。観光果樹園(ぶどう・さくらんぼ狩り)も行われている。

観光資源一覧