松野町は、愛媛県西南部に位置し、東部は高知県と接する。総面積の8割強を山林が占める。四万十川の支流広見川と目黒川等が流れる。標高は最低 50m、最高 1,200mで、標高 250mまでが生活の場となっている。
 JR予土線、国道381号が通じる。
 土佐街道の要所で、物流・交易の場として栄えた。交通の発達で商業は衰退したが、在町景観は今なお保存されている。
 米作が中心で、モモ、ユズなどとの複合経営が行われている。また、スギ・ヒノキ材の生産、茶、シイタケ栽培などが行われる。
 南部の目黒川上流の滑床渓谷は足摺宇和海国立公園の一部。中世城郭の遺構である河後森城跡は国指定史跡。桃や柚子を使ったジャムや雷漬等の特産品がある。

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滑床渓谷の写真

滑床渓谷 (愛媛県 宇和島市 / 愛媛県 松野町 )

滑床渓谷は足摺宇和海(あしずりうわかい)国立公園の一角で、宇和島市と松野町にまたがり、鬼ヶ城山・三本杭・高月山など1,000m級の山々に抱かれた長さ12kmに及ぶ渓谷である。その両側には自然探勝道*が取り付けられており、出合滑(であいなめ)・岳見岩(だけみいわ)・雪輪の滝(ゆきわのたき)・千畳敷(せんじょうじき)などの景勝が...