伊予市は、愛媛県ほぼ中央にあり、道後平野の西南部から四国山地の一部にわたり、東南に四国山地、西北に瀬戸内海を臨み、北部は道後平野の南端に位置する。県都松山市から約10km、南予の玄関口に位置している。
 JR予讃線、予讃線支線(内子回り)、伊予鉄道が通る。国道56号、378号が通じ、松山自動車道の伊予インターチェンジが設置されている。
 河川は中山川、森川、大谷川、上灘川などが流れており地形的にも多様な姿が見られる。都市型文化をもつ平地部の伊予地域、南部の標高500m~600m の山が連なり豊かな里山文化をもつ中山地域、瀬戸内沿岸の伊予灘に面して海の観光資源をもつ双海地域がある。
 中心集落で市街化した郡中は17世紀初めの開発地であり、郡中港は大洲藩の外港として築港された。港は、明治以降で鉄道が整備されるまでは米や木材などの積み出しなどで賑わった。
 「花かつお」を代表とする削り節などの水産加工業が有名。双海地区では漁業、中山地区では林業が盛んで唐川のビワ、中山の栗などの特産品がある。松山市の近郊都市として野菜、ミカンなどの生産も盛ん。

観光資源一覧