上島町は、瀬戸内海のほぼ中央に位置し、愛媛県の東北部、広島県境に浮かぶ芸予諸島の岩城島、弓削島、生名島と魚島を中心とした7つの有人島と18の無人島からなる離島の町。弓削、生名、岩城の一部は瀬戸内海国立公園に属する。いずれの島も100~300m級の山地がそびえ、山地のほとんどは急傾斜地となっており、平地は少ない。
 北から北西にかけては広島県尾道市、南西は今治市 (伯方島) に相対し、魚島地区は燧灘のほぼ中央に位置する。今治港から芸予諸島をめぐるフェリーがあり、弓削島ー尾道間や魚島ー因島間などに定期便が就航。
 江戸期は今治藩・松山藩に属し、民間航路の要衝であり、参勤交代の要路として商業や廻船業で賑わっていたと言われている。漁業が盛ん。近年は魚類やノリの養殖が増加している。また、急傾斜の段々畑を利用し柑橘類栽培が行なわれている。岩城島では日立造船因島工場の発展をうけ造船業が成長。
 「日本で最も美しい村」に指定。瀬戸内海国立公園区域内にあり、「しまの宝百景」「快水浴場百選」に選ばれている。

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